ヒゲペンギン

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英名:Chinstrap penguin
学名:Pygoscelis antarctica
体長:72-76cm
繁殖地:南緯54-64度の南極半島(オス) 南大西洋が中心
個体数:749万200つがい ペンギンの中で2番目に個体数が多い

黒いすじ状の羽毛が「あごひも」となって顎の下を通っているのが特徴で、英名の由来。アデリーペンギンと同様に雪の積もっていない海岸で密集して繁殖する。攻撃的な気質をもち、アデリーペンギンの巣場所を後から来て奪い取ることもある。主な餌はオキアミである。海の中を180mの深さまで潜って餌をとることができる。繁殖期以外の季節は南極の流氷帯よりも北の海域で過ごす。

ヒゲペンギンは通常卵を2つ産み、2羽のヒナを育てる。ふ化ののち約2ヶ月に渡ってヒナに餌を与える。ヒナが小さいときにはトウゾクカモメなどに捕食されるのを防ぐため、親の片方が巣に残ってヒナをガードする。ヒナの餌は主にオキアミで、ふ化から巣立ちまでにヒナ一羽当たり約32kgものオキアミを消費する。巣立ち後、成鳥となって繁殖地に戻ってくるヒナの割合はごくわずかである。

ヒゲペンギンは雪のない海岸の斜面で小石を集めた巣を作って繁殖する。卵を産むのは南極の夏にあたる11月下旬から12月初めにかけてである。夏とは言っても、南極はこの時期激しい吹雪に見舞われることがある。時には一日で数十cmの雪が積もり、巣で卵を暖めている親を覆い尽くす。オスとメスが交代で約35日間卵を暖め続け、1月初めにヒナがふ化する。

photo by Akinori Takahasi(Bio-Logging Society) 無断転載禁止


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Last-modified: 2006-04-29 (土) 18:31:39 (5294d)